宮部みゆきさんの「悲嘆の門(上・中・下)」を読みましたの若干のネタバレレビューします。
本の裏に書いてあるあらすじ程度のネタバレはしますが、それさえも嫌な方はここでお帰り下さい。
宮部みゆきさんなら間違いないだろうと判断し、上・中・下巻を一気に買ってよみました。この帯を見てください!「切断魔による猟奇殺人」とか書いてあるとサスペンスや刑事ものが大好きな私はもうそれだけで買いです。
刑事モノではなくファンタジーだった・・・
おおおおいい!!
ええ加減にせいい!!
と言いたい。
完全に騙された。
ファンタジーだった。
上巻は連続殺人がどんどん起きて捜査も難航・・・
主人公の大学生がちょっとしたきっかけで事件とかかわっていき・・・
そこに元刑事というおっさんが町内会の依頼でビルの屋上を調べにいくと、偶然主人公の大学生と遭遇して・・・
こんな感じにすっごいいい感じに事件に迫っていく様子が描かれます。
上巻の最後の一ページまでは。
本物の怪物でてきちゃったよ
そしたらそのビルの屋上に本物の怪物がでてきちゃった。
これまで上巻一冊つかってまじめに書いてた設定どうなっちゃうんだよ!!
なかなか進まない捜査・・・
次々とでる新たな被害者・・・
切断魔・・・
ワクワクして読んでたのに、ここで怪物がでてきます。
え?
じゃもう事件は怪物に解決してもらったら?
って気分になるよね完全に。
やだ~宮部さんたまにあるんだよね~こういうの。
怪物と一緒に犯人を追いつめる主人公・・・
怪物のパワーはすごいんでまぁあっさり解決するけど、最後は怪物の存在自体が問題ということにようやく気が付き戸惑う主人公の大学生。
まぁこんな感じです。
はじめからファンタジーだとおもって読もう
そうです。これはファンタジーです。
設定が現代というファンタジー。
途中からそう思って読んでたらけっこう面白かった笑
現代社会でネットをつかった情報なんかは怪物には読めないとか、
でも怪物は人の心が読めるみたいなそんな補完しあう関係?がそこそこ面白い。
まとめ
本物の怪物でてくる系でもOKという方は是非読んでみてください。
私のお勧め度?そうですね。
中の上です。