マロの「いっぷくどうぞ」

妻と娘の三人暮らしのサラリーマンが書きます。

院卒の私が中小企業から大企業に転職するために行なっていた7つのこと

私は大学院卒ですが、研究の道をあきらめ社員60人規模の中小企業(ブラック)に就職、それから社員30,000人規模の大企業へ転職をしました。

 

転職や就職は運の要素がかなり大きいため、

「大企業に転職することができたのは全て自分の実力だ!」とは全く思いませんが、

転がってきた幸運に気づいて行動できたという意味では、全てが運任せだったとも思いません。

 

運の要素は自分ではコントロールできないため、

運以外の要素でいかに効果的な行動が取れるかが鍵となってきます。

 

この記事では院卒の私が大企業への転職を狙う際に意識してやっていた7つの事ついて書いていきます。

 

これから大企業に転職しようと思っている方、転職したい方の参考になればと思います。

 

少々長いですが、お時間ある方はお付き合いください。

 

 

私のスペック

  • 年齢  32歳
  • 性別  男
  • 顔  フツメン(と思いたい)
  • 理系の大学院修士課程修了、研究職あきらめた
  • 60人の中小企業で平社員
  • 仕事内容  営業職で商品開発なども少しタッチ。
  • 公立大の大学院卒(修士)
  • TOEICは約600点

 

私は一般的に第二新卒と言われる二十代中盤から後半を逃した中途半端な年齢で転職スタートです。

 

もっと早く転職活動をしてれば、、、と思うこともありましたけど結果オーライ。

20代の若造とはちょっと違うぜ的なオーラ出したかったけど出せなかったよ。

 

 

顔面については普通と思いたい。

美男美女ならもっと早く内定でたのかな笑

イケメンならもっと人生イージーモードだったろうに、、、。

 

当時勤めていた会社は60人の中小企業。

しかも潰れかけのブラックね!

 

職種は営業職です。

年間100泊以上ホテルに泊まるくらい出張してました。

 

学歴は地方の公立大で修士を取ってます。

大企業に入れるような有名大ではないですが、腐っても院卒

東大だ、慶応だって人が新卒で当たり前に入ってくる中、
地方の公立大の修士がどれだけ採用に有利に働いていたかは微妙なところですが

選考にあたって「院卒である」という事実はプラスに働いていたようです(後日人事に聞きました)。

 

しかし奨学金の返済キツイっす(涙)

 

 

 

TOEICはそこそこありました。

とったの10年前だけど。そこからまったく英語つかってない。

そんで、まったく英語を使わない仕事を8年間行っていたため

ビジネス英語もさっぱり。

 

結局、今回受かった企業では英語をほぼ使わない部署で内定でた。

応募資格にTOEICの点数があるところはそんなになかったけど、履歴書の資格欄に自動車免許以外をかけるのはちょっと嬉しい。

 

以上が私のスペックです。

 

可もなく不可もなく、「普通」です。

 

上記のような「普通」な私が大企業への転職を実現させるためにしていた7つの事を書いていきます。

 

1.絶対に在職中に転職活動をする

これに尽きる。

特に営業職のあなた!

仕事簡単に辞めるなよ?

 

 事務系だと致し方ない部分はあるかもしれない。

 

転職活動してると凄くやめたくなるんです。

 

なぜなら現職が邪魔して行きたい面接に行けなかったりするから。

 

でも仕事を辞めたらダメ。

 

 

結局、受かったところにいっちゃうから。

 

もしくは十分な貯金を作ってから辞めろ!

辞めてならアルバイトも絶対せいよ!

 

なかなか内定がでないとすごく辛いです。

面接に落ちると完全に自分を否定された気持ちになる。

本当になります。

 

10件、20件と面接しても全部落ちる。

半年頑張っても全然内定でなくて

あー自分ダメだってなった時に、

ぽこっとなんとなく受けた普通の会社から内定でたら断れますか?

しかも無職で貯金も底を尽きそうという状況が揃ったら。

 

「まー前よりは良くなりそうだしいっか〜(^。^)」

 

って絶対なるよね?

 

だから絶対に仕事辞めちゃダメ。

 もしくはちゃんとお金溜めてから。

辞めてもバイトは続けてね。

 

じっくりいい求人が来るのを待つ

新卒の就職活動と比べた一番メリットは、時間の制約がないことです。

 どれだけ時間をかけても自分の価値は変わらない。

手間はかかるけど。

 

大企業に行くにはとにかく焦らずじっくり求人を待ちましょう。

待つっていうのはただ転職サイトに登録しておくって意味じゃなくて、

実際に求人を探しながら待つというアクティブな待ちです。

 

そうするとぽこっといい求人がでてくる。

中途が欲しくなるタイミングって本当に企業によってマチマチですから。

特に大企業なら部や課の単位で事情が異なるので、不定期で求人がくる。

 

例えば、

A社の場合、新卒は入社後3ヶ月は本社に缶詰で社会人マナーや

専門知識の勉強する決まりで、

それぞれの部署への配属は7月からだとしましょう。

 

この場合、中途採用は7月にしたいですよね?

新しく配属になった新入社員と同じタイミングで実務の教育出来るから。

 

こんな風に、企業ごとにそれぞれの事情があるわけなので、

とにかくじっくり待つことが出来れば最低限、応募くらいは出来ます。

 

だからと言ってダラダラ転職活動するのはダメなんですが、

とにかく長期プランで転職に臨んでください。

 

私の場合はだいたい6ヶ月で内定が出ました。

一般的には3ヶ月から半年で決まるそうなんで、やや遅めでした。

それはそれは長く感じました。

だけど、一年は覚悟してました。

 

2.エージェントを使い倒す

私はリクルートエージェントを使い倒して大手企業への内定を勝ち取りました。

 

リクルートエージェントの上手な使い方は下記の記事に書きましたので是非よんでみてください。

www.maro-ippuku-douzo.com

 

求人を見まくる

 リクルートエージェントは、エージェントがその人に合いそうな求人を出してくれますが、

もちろん自分で検索も出来ます。

 

私は大企業の基準を「上場しているか」で強引に判断していたので、

求人票の検索バーに「上場」と打って

ヒットした求人を何百枚も見ました。

 

企業名でちまちま検索してるうちはまだ素人。

 

とにかく数を見てください。

 

そうするとどこを見ればいいのかわかってくるので

必然的に数を見れるようになります。

 

電車移動中とかちょっとした時間にば〜って見れるようになると強い。

 

そうするとたまにいいのが出てきます。

 

口コミサイト

エントリーする前にサッと口コミサイトをチェックしてました。

どんな感じかなんとなくわかりますので。

サッとチェックしてからエントリーボタンポチの流れ。

 

ただ、こういう口コミサイトには悪い情報が圧倒的に多いので、そこは全部鵜呑みにしない事です。

 

そもそも転職者しか口コミサイトに書き込みはしないので悪い情報が多いのは当たり前です。

 

みんな結局は嫌になって辞めるわけですから。

 

そういう雑多な情報の中から自分に合いそうか判断しましょう。

 

でもあくまで口コミサイトは参考程度にね!

 

3.面接対策

いかにここに時間を取れるかですね。

落ちる時は

志望動機が曖昧だし、

相手の意図と違うことを答える、

事前リサーチでわかることを答えられないなどなど。

面接前はやることいっぱいなんです。

 

ただ一番大事だと感じたのは人として「普通」の会話が出来る事と、

「一緒に働いてもいいかな」と思わせられるかどうかです。

 

「普通」を目指そう

すごいスーパーな答えとかが出来なくても、

普通でいいんだ〜って話です。

 

今の会社で働き出してから面接官の1人だった課長に、

面接当時の事を聞く機会がありました。

 

「どうして未経験の私に内定を出したのですか?」

と直球で聴くと、

 

「君の前職の知識はここでは全く活かせない。

でもね、君は普通だったんだよ。

「普通の人ってなかなかいないから。」

 

 

ふつう

 

 

futsuu

 

 

普通

 

そんなのでいいの?!

私は褒め言葉として捉えてます。

 

普通とは

要するに、こんな事らしい。

  • ちゃんと受け答えができる
  • 聞いたことへの答えが来る
  • 会話が成立する
  • 清潔感もそれなりにある
  • 挨拶ができる
  • 数字やデータ扱いに慣れている(これは自分の経歴とフィットした)

 

書いてて思った。

 

普通のハードル高いわ。

 

でも確かに普通のことだ。

 

難しいこと聞かれて、

焦ってわけわからない事言っちゃったり、

ちょっと遅刻しちゃったり、

無理やり自分の決めてた答えを言う方向にしちゃったり

面接って普通でいる事が難しい場なんです。

 

だからいかに普通の事を言えるようにトレーニングするかが大事です。

場数を踏むことと企業分析をやる事でやっと自分を普通に保てるようになります。

 

受ける企業を好きになるまで分析する

分析というと難しいですが、

とにかくネット上や新聞とか、本に転がってる情報を集めるということです。

 

調べまくるとだんだん自分が受かったような感覚になり、またその会社が好きになってきます。

そうなると、それが面接で自然に相手に伝わる。

 

正直、一次面接くらいではそんなに分析できずに望んでました。

さすがに時間的にやってられないですし。

でも筆記試験が通り、一次面接が通って、

二次面接くらいになると気持ちをグッと上がって来るのでひたすら調べてましたね。

簡単に何を調べてたか聞いていきます。

 
業績

まずはこれでしょう。

大きい企業になるとホームページ上に経営情報のってます。

そこで、最低でも下記の4つくらいは覚えて臨みましょう。

  • 全社の売上額
  • 全社の経常利益
  • 受けてる部門の売上額
  • 中期(5年後など)の目標数字

直接聞かれる事はないですが、この数字を使って答える場面はいくつかありました。

案外大事。

 

転職でも新卒用の採用ページを見る

これ結構穴でした。

一定の規模の企業なら、企業のホームページで採用に関するページがあります。

 

ここを見ると新卒向けにさまざまなデータが公開されてます。

入社人数や退職者の数、欲しい人材像、仕事内容の紹介など実際に働くイメージが湧きやすいようになってます。

 

逆に中途の人向けの情報は一切ないことがほとんど。

 

なんだホームページ全然情報ないな〜とか思ってたら新卒用のページにどっさり情報があったという事がありました。

 

くまなくチェックしていきましょう。

 

ライバル会社

私のように手当たり次第応募するスタイルだと

結構志望動機が厳しい時があり、

そういう面接はだいたい落ちてました。

 

志望動機が浮かばないときはその会社のライバル社を簡単に調べてみましょう。

 ライバル会社の事業モデル、ライバル会社と比べた強みは把握しておく。

ライバル会社との違いをそのまま志望動機にする事が出来ます。

 

主力商品

これも当たり前の話ですが、

その会社の主力商品はいくつか把握しましょう。

店舗に並ぶようなものならわかりやすいですが、

そうでない部品やインフラやってる会社などはわかりにくいのでなお把握してることが大事です。

 

過去3年分くらいのニュース(新聞など)

 日経新聞の電子版で検索したり、

ネットニュースは一通り読んでおきましょう。

新聞に載るような事はだいたい他社に先駆けてやっている取り組みなので、

そこがその会社の強みと判断出来ますし、

知っていれば面接官への印象も良いです。

 

 

 

この辺の情報を盛り込んで面接官とお話しすると

「お、こいつわかってるな」

 

となるわけです。

練習で色々受ける

またまたありがちなこと書きますけど、たいして行きたくないところでも練習で受けましょう。

受かっちゃったら蹴ればいい。

 

練習すると必ず上手くなります。

 

最初の面接は酷いものでした。

前職は営業職だったので、初対面の人との会話には抵抗がなかったのですが、面接はやっぱり違う。

 

場数を踏むと無理やり志望動機をひねり出す事に慣れてきます笑

 

これは練習あるのみ!

 

 

4.メンタルを保つ

 ある意味これが一番大事かもしれない。

とにかく落ちまくります!

これ覚えておいてください!

とにかく受からない!

 

その時に自分ダメなやつ、、って思わないように!相性の問題です。

 落ちてよかったと思え

むしろ、落ちてよかった。と思いましょう。

 

受かっちゃったら、その先にあったはずのもっといい企業との出会いがなくなってしまいますから。

 

私はそう思うと頑張れました。

 

そして落ちて落ちて落ちまくった先に素晴らしい出会いがありました。

 

途中で半端なところに受かってなくて本当に良かったです。

 

5.今の自分の業界、職種にこだわらない

 当たり前な話で「受けれるものは全部うけろ」ってだけの話なんですが、

私は業種も職種違う職場に内定がでたので少し書こうかと思います。

 

これ案外大事です。

こだわると、選択肢が減ります。

 

私は前職は営業職でした。

今やっているのが営業職だから次も営業で!っていう必要はないということです。

 

営業職がすごく好きで、実績も残せていて自分は営業向けだって思える方は自信を持って営業を受けましょう。

 

ほんの少しでも、自分は営業に向いてないんじゃないか、、、って想いがあるなら他の職種も受けてみてください。

 

 なぜなら大企業の営業ってすごい戦闘力が求められるんです笑

 

面接官に「あなたは何番目の営業マンでしたか?」って聞かれて、

「一番でした!」って言えないときつい感じでした。

 

「何か工夫してたことは?」

と聞かれて、普通のこと答えると、

 

「それは誰でもやってますよね?」とか平気で聞いてきます涙

 

自分が今の職種ですごく成績を出してて人には真似できないような工夫をしてないとやや辛いです。

 

だから絞らない。

 

大企業はヘッドハントばかりじゃない

大企業への転職は経験者しかできない、は嘘です。

 

すごく実績がないと、、、

業界に詳しい経験者じゃないと、、、

 

と思いがちですが、案外そんな事はない。

 

昔はそうだったかもしれません。

でも今後は労働力を確保するのが難しくなってきます。

大企業ほど、そういう10年20年先をみた手を打っています。

 

私の会社を見ていても極端に専門的な仕事で無ければみな

異業種からの中途採用ばかりです。

 

 

設計とか、英語が絶対必要とか、プログラミングが〜

とかそんなのはさすがに未経験は中途採用はしてませんが、

大企業ってそうでない仕事は沢山あります。

むしろ、専門的だけど誰でもできる仕事の方が多いです。 

 

異業種でも気にせずとにかく受けれるものは受けてみましょう!

 

6.現職で光る仕事をする

どれだけ頑張ってるかってことです。

小さな事でも人に話せる仕事や実績を残しているか。

現職の仕事内容は必ず聞かれると思います。

 

その時に、特に話したくもないようなつまらない仕事の事を無理矢理話すと必ず面接官に伝わります。

 

「あ〜こいつ仕事できないから辞めたんだな、、」

 

と思われたら終わりでしょう。

 

とにかく、今の仕事頑張れって事です。

転職も頑張る。

 

7.運気を上げる

とにかく運勝負だからな!

日頃から善行を心がけて。

祈る(^。^)

 

 

まとめ

 中小企業勤めで、院卒で、今の仕事頑張ってる人ってたくさんいると思います。

そんな方は絶対にチャンスがあるので是非頑張ってほしい。

 

書いて見ると当たり前のことばかりですが、

この当たり前をやり続けるのが本当に難しかった。

転職活動は長距離走です。

ゴールの見えないマラソンのようですが、ある日突然ゴールが来ます。

その日を信じて地道に走り続けましょう!

 

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