マロの「いっぷくどうぞ」

妻と娘の三人暮らしのサラリーマンが書きます。

「大企業も安泰ではない」と言って煽ってる人は何もわかってない素人

「大企業はもう安泰ではない。」

「大企業も倒産する時代」

「終身雇用は崩壊した」

 

こんなことを言って、大企業も他の中小企業と同様にリスクがあると言い、

東芝やタカタの例を出して得意げに持論を展開する人は何もわかってない。

 

 

 

多分、こんなことを言っている人は

大企業でも中小企業でもない「普通」の企業で働いている普通の人で、大企業、中小企業のどちらも経験したことのない人間だ。

 

 もしくは、ブラックな中小企業の社長。

従業員を洗脳したいだけ。

 

そうでなければこんな言葉が出るはずがない。

 

私は中小企業と大企業の両方を経験しているのではっきりとわかる。

 

大企業は圧倒的に安泰だ。

 

 

アリvs象

私はアリvs象だと思っている(種としてどちらが生き残るかではなく単体で見た場合の話)。

 

どっちが生き残りやすいか。

 

 

アリってすぐ死ぬ。

小学生に踏まれても死ぬ。

すぐ食われる。

 

だけど、象も死ぬ。

天敵に食われたり、老衰したり、餓死したり。

 

これで、

この前象が死んでた!

象も死ぬから全然安泰じゃないよ!

アリになるのも象になるのも一緒!

一緒にアリになって自由に働こう!

 

って言われたらイヤイヤイヤってなるでしょ?!

俺アリいやだよ〜ってなるよね?って話。

 

確かに、象も死ぬ。

だけど、アリよりは圧倒的に安泰だし

死ぬ確率は圧倒的に少ない。

 

 

確かに、象が死ぬ姿はすごくショッキングだ。

 

何より、目立つ。

 

あんなデカイ体の象が悲しそうな目で横たわっている。

体が大きくなって食べる物が足らない。

今にも餓死しそうな象。

 

みんなが、象が死ぬぞ〜と騒いでいる。

そんな時に、

あなたアリになる?象になる?

 

って聞かれたらどうする。

 

「餓死こえ〜よ〜。俺アリでもいいかも。食べるものには困らないし。」

 

って思った次の瞬間にあなたは多分踏まれて死んでる。

 

私の経験した中小企業

会社はどんなけ利益を出していてもキャッシュが無ければそこで倒産する。

 

キャッシュは現金の事です。

 

中小企業はとにかくキャッシュがない。

キャッシュがなければ風が吹いただけで倒れる。

 

私のいた会社は資金繰りが大変厳しい会社だった。

主力商品の売れ行きが天気任せな要素があり、

天気が悪ければ大金をつぎ込んで

一年かけて仕込んだ商品が大量に売れ残る。

 

また、その商品が売れるのが一年のうち2ヶ月くらいしかないいため

その期間の天気が思わしくない日々が続くともうどうしようもない量の在庫が余ることになる。

 

在庫が余るということはキャッシュが無くなるということ。

 

この余った商品を素材に戻して誰か買ってくれないかな、、

と何度思ったことか。

 

 

中小企業は博打が多い

売れる時期が短いことに加えて、

お客さんとの商談も一発勝負。

 

決まればいいが、

「いらない」

と言われれば、、。

 

こんな博打を毎年当たり前に繰り返すのが中小企業です。

 繰り返さざるおえない。

 

他にも、

一社か二社の取引先の売上が全社の7割くらい占めていたり、

後継者を育てていなかったり、

労働基準法を守っていなかったり、

 

とにかく博打が多く倒産のリスクを多く抱えている。

 

まとめ

これから就職や転職する方に特に言いたい。

世間の情報に踊らされずに大企業目指してください。

安定した生活を望むなら。

給料も全然違うし、中小企業よりも圧倒的に倒産しない。